ミッド・センチュリー・インテリアの家でシンプルな生活をしています。

シンプル・リビング - Less is more

「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」




e1027 and Bibendum Chair


渋谷Bunkamura Cinemaにて映画「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」(The Price of Desire)を鑑賞。

◇ ◇

映画館に入ると、ロビーに展示されている2点の家具が目を引く。
レトロと未来が交錯したアイリーン・グレイの代表的家具作品、ビベンダム・チェアとE.1027サイドテーブル。
自由に触れたり座ったりできるので、座ってみた。
ビベンダム(Bibendum)はミシュラン・タイヤのキャラクターにインスパイアされたというタイヤを積み重ねたイメージのデザイン。見た目のごつさとは裏腹に、なかなか座り心地の良いチェアであった。

◇ ◇

映画については、アイリーン・グレイとル・コルビュジェという2人の天才の出会いと業界での関わりが明かされる。

主人公のアイリーン・グレイはアイルランド出身のインテリア・デザイナー、建築家。
パリにデザイン・オフィスを開きフランスを主な活躍の場所として才能を発揮して成功していた。

1920年代、彼女はボーイフレンドのジャン・バドヴィッチと過ごすために、別荘「E.1027」を南仏の海辺に完成させる。彼女の建築家としてのデビューとなる建造物は、白を基調とし快適な生活が送れるような空間を取り入れた、現代建築の基礎ともなり、後に建築史に残る傑作といわれるようになる。
しかし・・・この建造物は長いことル・コルビュジェの作だと思われていた。
映画は、アイリーン・グレイの作品が近代建築の巨匠ル・コルビュジェの作品と思われるようになった経緯を、アイリーンの才能に嫉妬するル・コルビュジェ、女性だというだけで評価されないという建築業界の性差別をからめて描く。

なお、E.1027という名前は、アイリーン・グレイとボーイフレンドのジャン・バドヴィッチ2人のイニシャルをアレンジしたもの。EileenのE(設計者なのでこれだけアフファベットのイニシャルというジャンのアイディア)、あとは2人の イニシャルをアルファベットの順番の数字に置き換えたもの。すなわち10=J、2=B、7=G。

◇ ◇

E.1027は、ヴィラの名前としてより、この住宅用に制作された家具のサイドテーブルの方が有名で、パイプとガラスを用いたテーブルは今日でもリプロダクト品がつくられて人気商品となっている。

◇ ◇

話も面白かったが、何しろminimalismの素敵な家、美しい家具がたくさん出てきてうっとり。
インテリア好き、特にシンプル・モダンを愛する人には強く推薦したい映画。



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  1. 2017-10-19 12:00 |
  2. Movies
  3. | Trackbacks:0
  4. | Comments:2

Comments

こんばんゎ〜

わぁ♡
以前コルビュジェのソファーとシェーズロング、
そしてアイリーン・グレーのサイドテーブルを使ってました(〃▽〃)
二人とも好きなデザイナーさんなので映画の内容に興味津々♡
記事をじっくり読ませてもらいました。
女性が活躍するのが難しい時代だったのですね・・
コルビジェが嫉妬って・・・( ̄▽ ̄;)
  1. 2017/10/21(土) 20:42:39 |
  2. URL |
  3. YOU #-
  4. [ Edit ]

YOU さん

以前のインテリアは、そういう世界だったんですね!
素敵な組み合わせ!
我が家もコルビュジェのLC1はチェア選びで候補に
あがったことありました。そのときはアイリーン・グレー
のサイドテーブルも候補だったり (^^
アールデコからモダンへの過渡期の2人のデザイナー、
映画ぜひおすすめです。
上映館が少ないですが、北海道でも始まると良いですね(^^
  1. 2017/10/22(日) 07:00:38 |
  2. URL |
  3. Maki #EBUSheBA
  4. [ Edit ]

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