
わたしのオフィス。
モノ少な目なミニマリストのデスク。
最近の日本ではミニマリズムが流行っているらしい。ミニマリズムとはライフスタイルであり、流行ったり廃れたりというものではないと思っていたのだけれど、それはわたしの思い違いだったようだ。
わたし自身は1993年ごろからミニマリストとなったのだが、当時はそれでも様々な資料などは持たざるを得なかった。何故ならインターネットが今ほど発達しておらず情報は各自が集めて紙その他の媒体で保存していたから。
ところが今は、昔に比べて、物を持たない生活は実は容易いのではないかという見方ができる。例えば旅行に行くとなったら、昔だったら様々な紙の資料を取り寄せ、紙の地図を見てプランをたてて、となったところだが、現在なら、インターネットでたいていの情報は入手できる。GPSで地図と現在地も問題なくわかる。音楽や映画も同様。自宅で音楽や映画を楽しむためには、昔は物理的なメディアを所有して、それをプレイバックしたが、いまは、インターネットのストリーミングがあるので各個人がメディアを持つ必要が無い。1993年当時にわたしが夢見た世界になったのだ。
ああ、それなのに、巷にはモノが溢れ、いかにモノを捨てるかという方法を教える人が注目を浴びている。きれいに片付けるために新たに収納システムを買わせようとする店に人気が集まる。日本で “流行っている” 「ミニマリズム」とは実は新手の消費戦略なのではないかと懐疑的なわたしなのであった。
(注)
わたしは、収納アイテムや物の捨て方と整理整頓のテクニックを批判しているのではない。それはそれで何ら問題を感じるものではないが、しかし、それらとミニマリズムは違うものだなあ、と思っているという事なのだ。
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- 2016-12-16 23:00 |
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