ミッド・センチュリー・インテリアの家でシンプルな生活をしています。

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映画『JM』(Johnny Mnemonic)




Poster Johnny Mnemonic


映画 『JM』 鑑賞。

ウィリアム・ギブソンの短編小説「記憶屋ジョニー(Johnny Mnemonic ジョニー・ナモーニック)」を映画化した1995年の近未来サイバー・パンク・アクション作品。


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時は2021年1月。
全世界が巨大なインターネットで接続されており、人口のほぼ半数が NAS(Nerve Attenuation Syndrome:神経衰弱症候群)という電磁波により引き起こされる障害に苦しんでいるという時代。
頭の中に埋め込まれたデータ・ストレージにデータを格納して運ぶデータ・クーリエのジョニー(キアヌ・リーブス)は、インプラントされた記憶装置の容量が160GBのところ320GBのデータを運ぶことを引き受ける。というのもギャラが良かったことと、これで最後にしたかったから。しかしパッケージのオーバーロードは48時間以内にデータを取り出さないと死ぬという危険がある。オーバーロードで死ぬか、追っ手のヤクザに殺されるかのどちらかが起きる前にデータを届けなければならない。

Full Review → Johnny Mnemonic @ 「Movie Time!」 (映画の別サイト)



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未来のディストピアの表現は、「ブレード・ランナー」かと見まごう。
自身がコンピュータに入り込みハック作業をするところや、ハイテック機器類はローテックなルッキングだったり、は「マトリックス」を彷彿とさせるが、マトリックが作られたのは本作品の4年後。

実は、一般的に評判がよくなかった作品だが、その理由としては、リーブスの「wooden acting」によるところが大きく、演技派主演の映画を求める人には確かに向かないものの、リーブスならではの存在感(というか非存在感)がこのサイバー・パンク・アクション・スリラーを魅力的にしている。
つまり、大いに過小評価されている作品なのだけれど、実は、これは「ブレードランナー」から「マトリックス」へのSF映画のトランジションに大きな役割を担っている。

1999年のSF金字塔作品となったマトリックスのプロトタイプのように見えてしまう。マトリックス製作に於いてはウォシャウスキーきょうだいもキアヌ・リーブスも本作品に多大な影響を受けていたことは疑う余地もない。この映画なくして 「マトリックス」は存在しなかったと思う。

この映画は、低予算ゆえにVFXが非常にチープだが、作品自体は実はかなり良いのであった。


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観たのはオリジナル・カット (Amazon.com のストリーミング)。

別に日本版というのがあり、こちらは日本でのみ公開されたとのことで、オリジナルのUSA版より10分ほど長く、監督が一番イメージしていたものに近いのだという。観てみたいものだが、Amazon.jpでは本作品はストリーミングされていない。



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  1. 2020-02-27 19:00 |
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映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』




poster-onceuponatime-in-hollywood.jpg


劇場公開で見そびれた本作を日曜日にアマゾン・プライムで鑑賞。


2020年オスカー賞(第92回アカデミー賞)で数部門にノミネートされている作品でもあるので、応援がてら観たところ、ブラッド・ピットが助演男優賞を受賞した。応援の甲斐があったというものだ。





SUMMARY:

ハリウッドの黄金時代の最後の瞬間を舞台に、大規模なアンサンブルキャストと複数のストーリーラインで当時の映画界へのトリビュート。

当時の映像や再現映像などで史実に沿いながらも、映画的脚色やフィクションを巧みにブレンドして独自の世界が繰り広げられる。


STORY:

落ち目のテレビ俳優リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)と、彼の長年のスタント・ダブルで付き人兼運転手のクリフ・ブース(ブラッド・ピット)は、1969年ロサンゼルスのハリウッドの黄金時代の最後の年の間に映画業界で名声と成功を達成するために努力している。

ハリウッドの変遷についていけず落ち込むリック、ゴーイング・マイウエイでこだわりの少ないクリフ、性格が正反対の2人は相性がよくて、兄弟以上、妻未満と自ら認めており非常に親密な関係を保っていた。

リックは再び輝く存在になろうとマカロニ・ウエスタンにいやいや出演することに決め、クリフとともにイタリアで3本の撮影を終えてロス・アンジェルスの自宅に戻ってきた。隣人はロマン・ポランスキーとシャロン・テート。その夜に事件に遭遇する・・・


IMPRESSIONS:

映画の中は1969年で、当時の映像が用いられている他に、現代のアクターが扮するブルース・リー(Mike Moh)やスティーブ・マックゥイーン(Damian Lewis)が登場する。2人ともよく雰囲気が出ていて驚く。

シャロン・テートが序盤から何回も登場し、リックの家の隣人ともなるし、また、別の場所ではヒッピー集団がコミューンと称する共同生活を送っていたりするわけで、当然のことならがら何かがおきるのだろうと映画を観ている人は思うことになる・・・

ブラッド・ピットはオスカー受賞スピーチで語っていたがタランティーノ監督は人の良いところを引き出す才能があると。たしかに本作品でのピットは今までの作品と少し違い人間の内面の表現がほのかに出るところが実に良かった。


REMARKS:

生涯10本の映画を撮るといっているクエンティン・タランティーノ監督の9作目。



その他:


2019年 USA 2h 41min



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  1. 2020-02-11 12:00 |
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映画『イントゥ・ザ・スカイ~気球で未来を変えたふたり~』




the_aeronauts.jpg
ポスターはUSバージョン。日本版ははあまりにひどいので。



Amazon Primeで『イントゥ・ザ・スカイ~気球で未来を変えたふたり~』(The Aeronauts )を鑑賞。


SUMMARY:

ヴィクトリア時代のイギリス。気球パイロットのアメリアと科学者のジェームスが、大気層を研究して気象予測学を確立するために、ガス気球で最高高度記録更新をめざすという航空アドベンチャー。


STORY:

1862年、先駆的な気象学者ジェイムス(エディ・レッドメイン)は、向こうみずな気球パイロットのアメリア(フェリシティ・ジョーンズ)と協力して、天候に関する人間の知識を向上させる調査のため、歴史上の誰よりも高くまで飛ぶことを目指した。

人類初の8,000メーターを超え、さらに上昇して10,000メートル超に達したので、そろそろ降りなければ危険と降下操作をしようとしたら、気球のガス抜き弁が凍りついてしまい開かなくなっていた。アメリアが気球に登り肘や足で蹴ってようやく弁を開ける。低酸素に零下20Cという過酷な条件のもとアメリアの勇敢な行動で気球の2人は無事生還を果たすし、ジェームスは貴重なデータを持ち帰ることができた。


IMPRESSIONS:

そんな高度まで行くのに薄着の2人だが、ジェームスの台詞から、高度が上がると気温が下がり寒くなるということは当時は認識されていなかったのだと思われる(それまでの記録は7,000メーターだったのでそこまで上昇した人はいたのに?)。

映画のほとんどの場面は気球での2人が上がって降りるまで。ただし、その背景に2人の出会いやそれぞれの人生の背景などがカットインされるリズムのある運び。


REMARKS:

実話に触発されて制作されたフィクション作品。

この時代に気象学者が大気層の研究のため気球で高度まで行ったのは事実だが、女性の気球操縦士は想像上の人物だし、他の部分にも歴史と異なる点は少なくない。 つまり、本作は、実話にヒントを得て(Inspired by a true adventure)、キャラクターや状況などを変えたフィクション。歴史もので無い事をを知った上で観る必要がある。

その他:


2019年 アマゾン・オリジナル作品。
最近、アマゾン・オリジナルやネットフリックス・オリジナルに良い映画が多い。

本作は、気球と空の映像がとても美しいので映画館の大画面でみたらよいだろうなあと思っていたら、1月17日から日本に於ける劇場公開が決まったらしい。


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  1. 2020-01-12 22:00 |
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年末年始は映画マラソン♪




2020年の元旦は東京地方では雲が多かったのだが、2日以降は晴れて特に5日は富士山と秩父山脈がくっきりと見えて冬らしい景色。


fuji2020-01-05


初夢ではデナリに登った。
雪山登山なんて興味ないのに。
多分毎朝のように見ている冠雪した富士山の影響にちがいない。



年末年始は、自宅にて映画マラソンというのがここ3年ほどの習慣になっている。
今回のラインナップは以下の通り。
映画タイトルに感想文のリンク(映画の別サイト)あり。

01/05 Deadpool 2(デッドプール 2)
01/04 Sing(SING/シング)
01/03 BumbleBee(バンブルビー)
01/02 The Lion King(ライオンキング)
01/01 Aquaman(アクアマン)
12/31 Green Book(グリーンブック)
12/30 The Secret Life of Pets 2(ペット 2)


こうしてみると、映画の好みが見えてくる。
普通の人間のみが出てくるのは7本のうち1本。


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デッドプール2」は下品なユーモアが多い1作目があまり好きでなかったのだけれど、2作目の評判が良いので今回選んでみたところ、悪くなかった。カメオ出演のブラッド・ピット(ヴァニッシャー役で出演時間1分くらい)が可笑しい。


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シング」は、つぶれそうな劇場のオーナーが経営を立て直すために歌のコンテストを計画。困難を乗り越えていく。ストーリーはまあまあ、音楽が良い。


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バンブルビー」は「トランスフォーマー」のスピンオフ。トランスフォーマー1作目の20年前が舞台。所謂ファミリー映画なのだろうが、なかなかよくできていて大いに楽しめた。


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グリーンブック」は、人種差別がまだあった1960年代に米国南部を8週間の演奏ツアーをした博識のアフリカ系天才ピアニストとツアーのために雇われた元バウンサーの労働者階級で無学なイタリア系アメリカ人の物語。出身も教養もまったくちがう2人で最初は衝突ばかりしていたが、ツアーで行動を共にしているうちに互いの優れたところを理解し信頼と友情が芽生える。
劇場で観ようと思っているうちに終わってしまったもので、期待通り。さすがオスカー3部門を受賞(2019年)した作品。


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ペット2」は、飼い主が仕事や学校に行っている間のペットたちの世界を描いたイルミネーション(ミニオン他)作品。美しいCGと動物達のキャラクター(性格)が楽しい。


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ライオンキング」は超実写というふれこみで、100%CGなのだけれど、実写より本物っぽい。動物達も超リアルで表情もリアル。つまり、一般的な動物主役の映画はある程度擬人化してあり人間のような表情をつけれうけれど、この映画は動物のまま(言葉は喋る)。まるで自然紹介番組でもみているようでイマイチぴんとこなかった。


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アクアマン」は、海底国アトランティスの王女を母に、地上人を父にもつアーサーが平和のために海底帝国と戦いスーパーヒーローになるまでを描いた大金をかけたB級大作。
海洋ファンタジー・アクション・アドベンチャーで、海中のシーンが美しいのだけれど、画面がやや暗い。劇場の大画面だとだいぶちがう印象になったのかも。


映画マラソンは年末年始の過ごし方として定着しそう。


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  1. 2020-01-05 22:00 |
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映画『イエスタディ』




YESTERDAY poster 353px500px



スラムドッグ$ミリオネア 』のダニー・ボイル監督の最新作、『Yesterday』鑑賞。


売れないミュージシャンの主人公ジャックが、交通事故に遭遇して病院で目覚めたのは、自分がかつて存在しなかった別のタイムラインだったと知る。そこでは、彼はビートルズを思い出すことができる地球上の唯一の人だったのだ。音楽、名声、友情、愛情、自分の夢といったもののうち、人生に大切なものが何かをテーマにしたファンタジー。



退院祝いにギターを贈られたジャックはビートルズの名曲「イエスタディ」の弾き語りをすると、こんな美しい曲は聞いたことがないと感動で涙する友人たち。

数々のビートルズの名曲はジャックのオリジナルとして発表され、世間から注目されるようになる。エド・シーハンの前座をつとめるようになったことからアメリカの敏腕音楽プロデユーサーの目にとまり、彼女のプロモーションによりジャックは全世界で大人気のミュージッシャンとなっていく。彼の夢だったスーパースターへの階段を上がっているジャックはしかし幸福ではなかった。

人気が出て名声を得るようになればなるほど、ジャックは、他人の作った音楽を自作と偽っていることの重圧に押しつぶされそうになってきた。また、エリーへの自分の気持ちをきちんと伝えていないことにも耐えられなくなってきていたのだ。

ジャックは自分の心の中の声に正直になることにする・・・



随所に使われているビートルズの名曲の歌詞はちゃんとストーリーに合わせてあり、凝った作り。

観終わった後、楽しい気持ちになれる映画。


フル・リビュー → 『Yesterday』 リビュー



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  1. 2019-11-10 20:00 |
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